事務所移転と夏季休暇のお知らせ

2023年8月1日より、CASA EDITARTE事務所を横浜市西区へと移転いたしました。

8月11日(金)より17日(木)まで夏季休暇の予定です。休暇中のメール返信は遅延することがございますが、ご容赦くださいませ。

8月16日をもちましてCASA EDITARTEは5周年を迎えます。支えてくださる皆さまのお力で、とても充実した状況で6年目へと進むことができます。感謝申し上げます。

これから先もどうぞご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

2022年も有難うございました

現在2022年12月31日の17時です。今晩の年越しそばに合わせる天ぷらの下ごしらえも、明日のお雑煮用の野菜の下準備も済んで、ようやく机の前に戻ることができました。

2022年を振り返れば、今年もとにかく人との出会いと感謝に尽きます。新しくお引き合わせいただいた方々とのお仕事のすべてに感謝します。今年はコロナも少しずつ落ち着いて(落ち着いてはいないでしょうが、with Coronaという方向にシフトして)、北は札幌、南は鹿児島とさまざまな土地に取材出張に行かせていただきました。

分野としては、血液内科のお仕事が最も多く、複数のクライアント様から色々な資材のお仕事を頂戴しました。いずれも希少疾患の類ですが、それだからこそ資材や情報提供が大切になってくるのだと改めて感じました。あとは脳神経系、漢方、抗菌薬・・・初めて勉強する分野もありましたが、何とか乗り越えたという1年でした。漢方薬は勉強していて楽しかったです。年明けには前立腺がんの勉強が待っています。

今年心に残った仕事の一つに、Patient-centric DCT(患者を中心とした分散型臨床試験)についての記事があります。翻訳を担当させていただいたので、私自身が取材・執筆をしたわけではありませんが、コロナ禍以降当たり前のようになったリモートが、臨床試験にも適用されるというものです。これまで参加が難しかった方々も臨床試験に参加できるようになるというのはとても画期的で、望まれる患者さんも多いのではないかと思います。そこには現状を切り開いていかれる先生方とメーカーさんの並々ならぬご尽力があり、翻訳をしながらとても楽しく、未来を感じました。

メディカルライティング以外の仕事では、ジャーナル出版のほうにもいろいろな動きがありました。2022年にはJ-STAGEにおいてJ-STAGE Dataという論文に付随するデータの公開が始まりました。お仕事をさせていただいているジャーナルの一論文の関連データを、試しに公開してみましたが、その反響はまだわかりません。特許やプライバシーを考慮するとなかなか研究データそのものを論文に紐づけて公開するというのは拒否反応を起こしそうですが、欧米の考え方としては何よりも大切なのは「透明性」だそうで。また、これ以外にも論文として発表する前に世の中に成果を公表するプレプリントの取り扱いなど、欧米の主要ジャーナル出版社や研究機関と日本の学会との温度差が若干あるのかなと感じた一年でした。

今年はまだ海外へは行けませんでしたが、日本全国いろいろなところへ行き、久しぶりにお会いする先生方やお客様とお食事できたことが本当に嬉しかったです。やはり直接お会いしてお話をすることで、こんなにも心が癒されるのだと感じました。身もだえするほどおいしかったお料理は、高知でいただいた貝焼き、カツオの藁焼き、鹿児島でいただいた豚骨煮。至福を感じました。

プライベートも2022年はとても楽しく、忙しい一年でした。3月の東京マラソンもとても、とても、とても楽しかったですし、書道の勉強もたくさんして、日本書道教育学会の師範にもなりました。来年も変わらず修練してまいります。

元気に楽しくお仕事をさせていただけているのも、お仕事を発注してくださるお客様、支えてくださる協力スタッフの皆様、友人、家族のおかげです。心から感謝申し上げます。皆様にとって2023年が素晴らしく、楽しく、明るく、それでもホッとする一年でありますように、お祈り申し上げます。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。