医療系資材で疫学や臨床成績を載せる際に、さまざまな数字を扱います。
「A薬の第3相臨床試験のPFS(無増悪生存期間)中央値は15.3カ月でした」「24カ月時点のOS率(全生存割合)は66.1%でした」「〇〇癌の5年生存率は22%といわれています」「PR(部分奏効)とは腫瘍の大きさが30%以上消失することです」などなど。
原稿を作成するときには、もちろん「ふむふむ」と数字を理解し、それを文章に載せていきます。「さほどPFSは長くはないのね」などは感じますが、正直、それ以上のことは思わないことのほうが多いです。
でも、いざ自分や大切な人がその病気に罹患したときに、数字のもつ意味は一変するでしょう。
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